やあやあ、さむらいである。
昨日は“ボーナス合算が設定1でも1/40”で話題となった新台の
『ピラミッドアイ』
の導入初日の初打ち“実戦記”をお届けしたのだが、お読み頂けただろうか?
新台と言う事で情報は早い方が良いだろうと、時系列を無視してお届けしたのである。
残念ながら、2部構成で分けられる程の内容ではなかった為、単発記事となってしまったが、それは布石であると言うのは門下生(読者様)ならお気付きかも知れぬ。
そうである、
『さむらい物語』
のお時間であるw
“2週間に1話”ペース位では更新していきたいと続けているのであるが、気付いたら2週間が経とうとしていたのであった。
新章突入までカウントダウンとなってきたが、果たしてさむらいはどのような選択をするのか?
前回までのあらすじ
『さむらい物語』とは我輩、さむらいの『過去の記憶や足跡』と『パチスロの歴史』を重ねて振り返り、見ていこうと言う、趣旨の『物語』である。
一部、年齢などの部分は“妄想”もあり、中には“記憶違い”等が含まれている可能性がある事もお断りしておくw
若かりし頃から、『パチスロ』に目覚めたさむらいは将来、
『スロプロ』
になる事を夢に見、決意していた。
しかし、まずは苦労を掛けた両親への感謝の念から、『野望』を胸にホテルへ就職したさむらいは“ベルマン”に配属されたのち、
『ドアマン』
に配置転換されるのであった。
“ドアマン”に配属された事でこれまで無縁であった普通免許を取得し、自家用車も購入。
何より、“ドアマン”の仕事が楽しく、やりがいを感じており、“シフト作成者”として責任ある立場を任されるようにもなった我輩は益々、退職の機を失ってしまうのであった。
当時の『ぱちんこ』は“最大連チャン数5回”と言う、リミッター規制が長らく敷かれていたが、1999年に解除されると規制緩和の動きが強まって行く。
そんな中、『パチスロ業界』は“劇的な進化”を遂げ、“CT機”の登場を皮切りに新基準機と呼ばれる“大量獲得機”、“セブンライン機”、“AT機”と言った新たな機種が続々と登場する。
更には“BIG中のJAC INフラグ”を持ち越す、『シフト持越し機能』を搭載する機種まで現れると、後に“サイレントストック機”と呼ばれる“合法的なストック機”が登場するのであった。
規制緩和と言う動きが進む、『ぱちんこ』であったが、“爆裂AT機”で明らかな盛り上がりを見せる『パチスロ業界』にも暗雲が立ち込める状況になっていく。
記念すべき100話目と言う事で取り上げたのはパチスロ史に残る最大最強の攻略法となった“コピー打法”を詳しく取り上げさせて頂いた。
前回の話しをお読みでない門下生(読者様)はこちらから
やあやあ、さむらいである。昨日は珍しくも、単発記事を更新させて頂いたのであるが、そうである。『さむらい物語』を更新する為の布陣であった。しかも、今回は記念すべき100話と言う事で温めて来たネタを特集させて頂く!そのネタと言う[…]
思い出の機種
©アリストクラート
『巨人の星』はアリストクラートの4号機である。
アリストクラートと言えば、前回ご紹介した『猫で小判』のメーカーなのであるが、『猫で小判』よりも先にご紹介しておくべきメーカーを代表する機種が『巨人の星』である。
本機はBタイプのストック機となり、メインリール3リールの他に演出用の疑似リールが2リール搭載されている5リール機。
Bタイプとは“BIG”消化中の小役ゲームが3回の機種がAタイプ(標準)なのに対し、小役ゲームが2回で終了するのがBタイプである。
基本的に“小役ゲーム→JACIN→JACゲーム→小役ゲーム→JACIN→JACゲーム→小役ゲーム→JACIN→JACゲーム”これがAタイプで、Bタイプはこれが“小役ゲーム→JACIN→JACゲーム→小役ゲーム→JACIN→JACゲーム”で終了すると言う事である。
本機は左から押すか、右から押すかのサブリールの押し順ナビに従うだけで、誰でも簡単に395枚獲得する事が出来た。
“ノーマルAタイプ”の平均獲得枚数と同等の出玉が得られる為にBタイプだからと言う出玉の物足りなさはない。
Bタイプと言う事で、ボーナス確率を上げる事が出来るのでより、ボーナスをストック出来るようになり、ストック切れなどが起こらないようにする作りとなっているのである。
ストック機と言う事で本機ではテーブル方式が採用されているのだが、テーブル方式とは何ゲームでボーナスが放出されているか、テーブルに応じて振り分けされているものを指す。
本機は設定毎でテーブルがほとんど変わらず、設定6のみ、最大天井が1280Gとなり、設定5以下は最大天井が1536Gとなっている。
つまりは1280Gを超えた時点で設定6が否定されるのである。
設定不問で128G以内の連チャンの振り分けが60%となっている。
では、どこで設定差を設けているのかと言うと、リプレイ3連時に突入抽選されている、特化ゾーンとなる“特訓モード”の突入率に設定差があり、設定1では“1/4”であるのに対し、設定6は“1/2.6”となっている。
ちなみに、“リプレイが4連続”で揃うと
『やりおった~!』
と言う、一徹の掛け声と共にボーナスが確定する。
本機では通常時に高確率でリプレイが成立しているのだが、押し順(6通り)が合っていないと、リプレイが揃わない制御となっており、“特訓モード”ではこの押し順をナビしてくれる為、リプレイ4連続が発生しやすくなっており、ボーナスの強制解除が可能となるのである。
そして、“特訓モード”は成立すると単発だけでなく複数個ストックする可能性があり、ボーナス消化後でも潜伏する可能性があるのだ。
更に、64G以内のテーブル解除が選択されている場合は、“特訓モード”は発動されない為、テーブルによる連チャンを楽しみつつ、“特訓モード”の連チャンでのボーナス連打が望める仕様となっている。
そんな本機であるが、良く聞くのは“辛い”と言う話しであった。
設定1の出玉率は95.2%に対し、設定6は115.6%であった。
出玉率だけでみれば、設定1の悪魔的な出玉率は恐ろしいが、設定6の出玉率は現行機で言うと、『モンスターハンター月下雷鳴』と同程度なので、問題はなく見える。
しかし、テーブル方式にほとんど設定差がなく、設定差がリプレイ3連時に抽選される“特訓モード”にあるとあって、設定狙いをする際に中々、設定推測が困難であると言った問題が。
店側は中々、設定が見抜かれ辛いと言う事で設定を多用する事が出来る為、高設定が良く使われるイメージであった。
設定1でも128G以内の連チャン率が60%と、テーブル方式にほとんど設定差がないと言う事で、天井狙いもかなり、有効であった。
我輩の記憶の中でのイメージであるが、中身は変わらないのにパネルが異なるシリーズを出したのは本機が最初であったようなイメージ。
その後に『北斗の拳』で様々なパネルが販売される手法が浸透したイメージである。
我輩のイメージであるが、設定6が確定している(確認OK)な状況でも勝てないイメージが強く、大きく勝てた記憶もないw
本当にあれだけの設定差で設定6の出玉率115.6%のポテンシャルが発揮出来るのか、疑問であった。
『巨人の星』はヒット機種の仲間入りをし、その後も『巨人の星2』、『巨人の星Ⅲ』が販売され、5号機に突入しても『巨人の星Ⅳ』、『巨人の星Ⅴ』と、後継機が販売された。
記憶のあるのはレバーオンでの明子の『うふふ』が熱いと言った事であるw
全てを捨てる
前回は100話を記念し、パチスロ史に残る“コピー打法”について掘り下げてお届けし、我輩のプライベートでのお話しはお休みとさせて頂いた為、お忘れの門下生(読者様)も多いかと思う。
当時、6年程お付き合いしていた彼女との決別に至るまでのお話しをお届けした。
やあやあ、さむらいである。気が付けば、2年と7カ月続けてきた『さむらい物語』であるが、とうとう、節目に差し掛かって来た。時代は4号機も後期に差しかかり、4.5号機、4.7号機が登場する時代にまで来た。ここで、規則[…]
当時の我輩に押しかかっていたプレッシャーは彼女との結婚だけではなかった。
当時の我輩の心境であるが、結婚のプレッシャーの他に、『パチスロ業界』への懸念もあった。
なぜなら、同時期に4号機の終焉が決まったのであった。
大量獲得機、AT機に始まり、爆裂機がドンドンと登場し、更には3号機時代の貯金方式と言った“裏物”を彷彿させるストック機の登場で、市場は規制など有ってないようなものと化し、規則内ではあるものの、やりたい放題と言った状況であった。
業界は規制を強め、4.5号機となる。
『アラジンA』や『サラリーマン金太郎』、『ミリオンゴッド』と言った爆裂機は検定取り消し処分となり、代替機として『アラジンS』、『サラリーマン金太郎S』と言ったスペックダウンの機種に入れ替えていた。
それでも爆裂機が淘汰され、更に規制がされた4.7号機が登場するが、それでは収まらず、とうとう規則改正が決定し、5号機に切り替わる事が決まった時期でもあったのだ。
『スロプロ』になりたいのに5号機となれば、業界が衰退するのは明白な状況であった。
こう言った我輩を取り巻く環境が変わった事が、“全てを捨てる”決断をさせたのかも知れない。
従兄の死を乗り越え、自分が望むように生きることを決意。
しかし、結婚と自身の夢を天秤に掛けた結果、一時は結婚に流れたものの、今の勤めているホテルの安月給ではとても、家族を養えるとは思えなかった。
同じ環境で結婚をされていた先輩方も多くおり、申し訳ないのだが、良く結婚を決意出来たなと言う、収入だった。
もちろん、養う事は困難なので共働きが基本である。
結婚するにしてもこのままでは我輩の納得のいく環境は不可能であり、もっと収入の良い職場への転職は必須であると考えていたのだ。
そんな中、6年付き合った彼女が居ると知りながらも、猛アタックしてくる職場の後輩がおり、結局は我輩と彼女との間に亀裂を生じさせる事は出来たが、我輩との関係が成就されず、我輩はその後輩も彼女を振るのと同時に振っていた。
そして、8年近く、勤め上げて来た職場も退職する決断をする。
こうして、我輩の取り巻く環境全てを捨て、新たな生き方をする事を決意するのであった。
総括
人生を半ばで病気により、若くして亡くなった従兄。
『パチスロ業界』の4号機から5号機への大幅な変化。
仕事は面白いが、とても家族を養えるとは思えない安月給な職場。
4つ年上の結婚をしなければと言うプレッシャーの基、お付き合いをしていた彼女。
結婚を考えている6年付き合っていた彼女が居る事を知りながらも猛アタックをしてくる後輩。
様々な事象が重なり、我輩が取り巻く全てを捨てて新たな生き方を決断したのであった。
彼女と後輩との決別まではいったが、会社を辞めた経験がなかった為、どのようにして会社を辞めて良いのか分からなかった。
果たして、会社とは簡単に辞められるものなのか?
『第102話』へ続く。。。
本日はこれにて御免!
次回更新は11月3日である。
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