やあやあ、さむらいである。
今年、令和元年となる2019年も残す所、後4日となった。
皆様にとって、2019年とはどんな年であっただろうか?
我輩にとって、2019年はとても厳しい年であった。
稼働もそうであるし、ブログの衰退もそうであった。
5号機から6号機へ移り、パチスロ業界は更に厳しい状況になっている。
4号機から5号機に移った時、特に4号機のほとんどが撤去された時もこの先、パチスロ業界は大丈夫なのだろうか?と言う思いになったが、その時以上の危機感を覚えている。
果たして、2020年はどのような年となるのか?
今年最後を締めくくる記事はやはり、『さむらい物語』が良いだろうと思い、昨日は単発の“実戦記”をお届けしたのであった。
と言う訳で、本日であるが
『さむらい物語』
をお届けしよう!
前回までのあらすじ
『さむらい物語』とは我輩、さむらいの『過去の記憶や足跡』と『パチスロの歴史』を重ねて振り返り、見ていこうと言う趣旨の『物語』である。
一部、年齢などの部分は“妄想”もあり、中には“記憶違い”等が含まれている可能性がある事もお断りしておく。
若かりし頃から『パチスロ』に目覚めたさむらいは将来
『スロプロ』
になる事を夢に見ながらも、『野望』を胸にホテルへ就職する。
ホテルでは、“ベルマン”に配属された後、“ドアマン”に配置転換され、“シフト作成者”として責任ある立場を任されるように。
“ドアマン”に配属された事で普通免許を取得したり、自家用車を購入したりと、生活は一変する。
3年続ける事を目標に掲げていたはずが、気付けば8年勤めていた。
当時の『ぱちんこ』は“最大連チャン数5回”と言う、リミッター規制が長らく敷かれていたが、1999年に解除されると規制緩和の動きが強まって行く。
そんな中、『パチスロ業界』は“劇的な進化”を遂げ、“CT機”の登場を皮切りに新基準機と呼ばれる“大量獲得機”、“セブンライン機”、“AT機”と言った新たな機種が続々と登場する。
更には“BIG中のJAC INフラグ”を持ち越す、『シフト持越し機能』を搭載する機種まで現れると、後に“サイレントストック機”と呼ばれる“合法的なストック機”が登場するのであった。
出玉規制を進めていく『パチスロ業界』は4.7号機となっていたが、とうとう5号機への規則改正を決定する。
『パチスロ業界』が低迷するのは明白な状況で、当時6年付き合っていた彼女に別れを告げ、『全てを捨てる決意』で8年勤めたホテルを退職する。
そして、『パチスロ業界』への転職を試みるのであった。
前回の話しをお読みでない門下生(読者様)はこちらから
やあやあ、さむらいである。さて、さむらいファン及び、懐古台好きのマニアックな皆様、お待たせ致し申した。『さむらい物語』の更新のお時間である。『早く話しを進めろよ!』と言うお声も聞こえてくるのであるが、思い出の機種と言った[…]
失業者になる
転職先が見つかっていない状態で8年と6カ月勤めたホテルを退職した我輩であったが、転職活動を本格的にする前にまず、しなければならない事があった。
一先ず、転職期のみの身の寄り所としたのは、姉が住んでいた町田の住まいに間借りさせて頂くと言うもの。
そして、引っ越しや失業となると、行わなければならない手続きが数多くある。
引っ越しをしたら住民票を移すと言うのは常識だとは思うが、引っ越しをした事がないと言う方は初耳かも知れない。
引っ越すとなったら、これまで住んでいた区役所に転出届を提出し、新たに住む役所に転入届を提出しなければならない。
こうして、住所変更をすると、翌年からの住民税を納める自治体が変わり、選挙権も新たな土地の選挙区となるのである。
退職となると、その他にも色々と、役所への届け出が必要なものがある。
まず、正社員であった為、失業となると厚生年金から国民年金に切り替えなければならない。
また、これまで使っていた社会保険の保険証と言うのも使えなくなるので、国民健康保険に切り替える必要がある。
切り替えずに社会保険が失効していると、もし、病気などをした時に病院へ掛かった時に全額負担となるのでしっかりと、手続きを踏んだ方が良いだろう。
そして、何より大事なのが、失業保険の手続きである。
会社を辞めた事がない方は聞き慣れないかも知れないが、会社で雇用保険に加入していた場合、ある一定期間勤めた人は、失業保険が下りるのである。
細かい条件などは我輩が退職した時とはルールに多少のずれがある為、気になる方はググって下され。
失業保険を貰う為にはまず、会社を辞めた後に失業した事をハローワークに申請して
『失業者認定』
を行う必要がある。
会社を辞めると離職票を貰う事が出来る。
この離職票を持ってハローワークに行き、失業者認定をしてもらうのである。
あくまで我輩の当時の話しであるが、この手続きから失業者として日程されるまでにおよそ、2週間を要したのであった。
この失業者として認定されてから失業保険を受け取るまでにまず、3ヵ月必要となる。
会社都合で失業した場合は翌月から貰えるのであるが、我輩のように自己都合で退社した場合は、3ヵ月間は貰えないのである。
そして、貰える資格があるのはあくまで、すぐにでも就職しようと言う意思がある方のみ。
更に、アルバイトなどをしてしまうとこれもまた、貰える権利を失ってしまう。
我輩の場合、転職したい先がパチスロメーカーと言う狭き門であった為、募集がなかったり、待たされていると言えば何とかなっていた。
こうして、ホテル退職後に晴れて失業者として認定されるのであった。
失業者認定を受けてから90日間の間、月に2回以上の就職活動をしなければならず、実際に面接に行ったとか、何もなければハローワークに行き、求人を探してハローワークの職員と面談し、就職したいと言う意思を見せねばならない。
失業保険は貰っていた給料のおよそ、7割ほどが貰え、貰える期間は勤続年数(雇用保険を支払っていた年数)によって変わってくる。
あくまで、働ける状態でないと受給資格はないのである。
こうして、我輩は失業保険を貰いながらまったりと就職活動をする事にするのであった。
思い出の機種
©DAITO
『吉宗S』は大都技研の4号機である。
最初に登場したのは『吉宗』であったが、マイナーチェンジしてすぐに登場したのが『吉宗S』であった。
漢字で『吉宗』のパネルは『吉宗』で、トップ画像の“吉宗パネル”以降は『吉宗S』となる。
細かい仕様の変更はどのようなものだったか忘れたが、不具合を解消しだけであったような。
我輩の中で『吉宗S』は4号機を代表する名機であると言っても過言ではない。
本機はサイレントストック機となっており、押し順に従うだけで誰でも簡単にMAX711枚が獲得出来ると言う、過去に紹介した大都技研の『シェイク』と同じような仕様の台であった。
『シェイク』を紹介した記事はこちら
やあやあ、さむらいである。2週間に1話ペースで更新している『さむらい物語』のお時間である。我輩の過去に起こった実話と共に当時の『パチスロ』を振り返ろうと、始めたのだが一部門下生(読者様)からは好評を得ているw我輩の過去など興味な[…]
基本的な仕様は“BIG”を引くと、ほぼMAX711枚が獲得する事が出来、“BIG”中の特定条件を達成すると、“BIG”が1G連すると言う爆裂機であった。
『シェイク』から改善された部分であるが、まず、天井が『シェイク』だと、最大で“BIG後2895G”と、かなり深めであったのが、最大でも1921Gとなった事。
700Gに慣れている6号機世代からすればえげつないと思われるだろうが、その分、見返りも大きいのである。
6号機では、“50枚で50G回る”のが当たり前のようになっているが、当時は回っても30Gが良い所であった。
更に、評価すべき改善点であるが、『シェイク』の時は1G連が確定するフラグを“1BIG”に対し、複数回引いても1回しか1G連しなかったのだが、『吉宗』からは“1BIG”に対しても複数回ストック出来るように改善されていた。
『吉宗』の1G連の条件であるが、簡単な所だと、“BIG中に7揃い”したら1G連が確定し、W揃いだと1G連×2回が確定する。
他には、MAX711枚を獲得する為には“JACゲームを3回消化”しなければならないのだが、それが2回しか成立しなかったとなると、獲得枚数ま599枚となり、この時点で1G連が確定する。
これが、“JACゲームが1回のみ”となれば1G連×2回となり、0パンとなれば1G連×3回、すなわち“BIG4連チャン”が確定するのである。
あとは“BIG中に純ハズレ”を引くと1G連×3回が確定し、こちらの出現率は“BIG”消化中の“1/21845.3”と言う、プレミアであった。
他にも“JACゲーム消化中のJACハズレ”を引いても、1G連が確定し、“JACゲーム消化中に俵8連続入賞”でも1G連が確定した。
俵8連続とは、JACゲーム8G中、左からか、右からかの2択となる押し順を当て続け、俵8連続入賞させると1G連が確定すると言うもの。
1回の“BIG”に対し、最大で5連チャンまでは1G連が許されていたが、それ以降は無効であった。
ちなみに、ストックが有る場合であって、ストック切れを起こすと、“BIG”の代わりに“REG”が放出されたり、どちらもなくなってしまうと何事もなかったかのように通常に戻ってしまう。
果たして、現行機しか知らない方はこの“出玉感”を想像出来るだろうか?
仮に“BIG”が1G連で5連チャンしたとすると、
『一撃約3550枚!』
獲得する事が出来るのである。
全てのボーナスゲームを消化してもおよそ、270G程なので30分も必要とせずにこの出玉である。
あくまで、1回の“BIG”に対してのリミットであって、これが天国で数珠連チャンしたとなればそこからまた、1G連の夢が広がっていくのである。
想像しただけでも脳汁が出てしまうのではなかろうか?
ものの、2時間で“万枚”となっても不思議ではないのである。
これだけの爆裂機とあって、『北斗の拳』以降の大ヒット機種となった。
大ヒット機種となれば、自ずと狙われてしまうのがゴトである。
兎に角、『吉宗S』はゴトが多かった。
体感器を使えば、重いはずの初当たりを簡単に狙う事が出来てしまったり、ストックがなければ意図的にストックを貯める事も狙ってする事が出来、俵8連続なども体感器で意図的に狙えたのである。
都市伝説かも知れないが末期になると、体感器なしでも俵8連続を狙えると言う猛者まで出て来たそうな。
そんな、ゴト集団に抜かれ捲っていたにも関わらず、店は撤去する事もなく、貯金箱のように大事に扱っていた名機なのである。
そんな名機をなぜ、ここまで紹介してこなかったのかと言うと、我輩には因縁があったからここまで引っ張っったのである。
それは忘れもしない、我輩が失業中の時の話しであった。
転職活動中とは言いながらも失業者となり、しばらくは失業保険でニート生活を満喫しようとしていた我輩は好きなように『パチスロ』を打ち倒していた。
働きながらだと、たまにの休みなので気合を入れて立ち回っていたのだが、毎日打てるとなると、本当に好き勝手打っていたのである。
好きな機種を好きなだけ。
昔から『パチスロ』で勝って来たので、好き勝手打っていても勝てるだろうと思っていたのである。
そんな伸びた鼻っ柱をベッコり折られる出来事が起こる。
失業してから3ヵ月以上が経過し、やっとこ失業保険がもらえるようになった頃であった。
その当時、お気に入りであった店がイベント日とあって、朝から『吉宗S』を攻めたのであった。
朝イチはリセット挙動で、天国のゾーンで初当たりを射止めたのだが、高設定の方が、天国のゾーンの後半で当たると言う特性があった。
天国のゾーンが193Gとなるのだが、低設定は天国での振り分けが97G以内に当たり易いのに対し、高設定は逆に98G~193Gでの当選率が上がるのである。
当時の我輩の思考であるが、狙い台がリセット挙動で、98G~193Gで当たったとなれば高設定確定と言う、安易な思考になっていたのであるw
今となっては恐ろしい限りであるが、当時はこれまで社会人として束縛されていたリミットが外れた開放感も有り、兎に角、何でも有りであった。
この時、『これは高設定だから最後まで打とう』と心に誓う。
だが、次の当たりは天井最深部である1921Gで“REG”と言う仕打ち。
高設定と言えども、天井までハマる事もあるので致し方なし。
続けるも、次なる当たりも天井最深部である1921Gで“REG”であった。
まさかの天井2連続かよと。
しかも、どちらもバケって。
そんな心境であったが、我輩の中では高設定であり、終日勝負が確定している。
もちろん、財布に入っていた軍資金10万は底を尽き、銀行でお金を下ろしていた。
当時の4号機時代の我輩は軍資金は10万としていた為、銀行に行って下ろす金額はもちろん、10万である。
しかし、気付いた時にはこの日、2回目の銀行へ行っていた。
20万の軍資金でも足りなくなり、更に10万下ろす羽目に。
高設定を信じていたのに“3連続天井REG”を食らい、この日の投資額は
『236,000円』
であった。
最後まで打つと、豪語していたのに閉店時間を迎える事なく、早めの撤退を余儀なくされた。
これが過去の我輩の『パチスロ歴史』で一日で一番負けた額である。
この日の負けを大きく反省した我輩は次の日から心を入れ替えるのであったw
思えば、台好きな機種であったのにこれまでに、一度も“5000枚オーバー”を達成していない相性の悪い機種であったと、気付いておくべきであった。
総括
ここまで『吉宗S』を扱ってこなかったのはこのタイミングで取り上げたかったからであるw
まさかの失業中に経験した事もない金額を負けた我輩はここで心を入れ替える。
頑張って転職活動、ではなく頑張って勝てるように立ち回るのであった。
『いつになったら就職活動するんだよ!』と、思われているだろうが、その続きはまた次回、お話しさせて頂こう。
『第105話』へ続く。。。
やあやあ、さむらいである。"らぁ麺ブログ"を開設するべく、準備に専念していた為、『さむらい物語』を久しく更新出来ていなかった。普段の"実戦記"とは異なった労力を必要とするので、中々手を付けられなかったのであるが、気が付けば年末の最終[…]
2020年も皆様にとっても良い年であるように。
本日はこれにて御免!
2020年新年初投稿は1月6日を予定している。
ランキングに参加中である!
『来年こそ頑張るぜ!』と言う門下生(読者様)はさむらいの▼応援クリック▼すべし!